和室の砂壁?を珪藻土でリフォーム!
中古住宅を購入してDIY中です。最初は二階の洋室を自室にしていたのですが…ある日部屋の床が傾いていることに気づきました。
寝ているとなんだか気分が悪くなる…妹が遊びに来た時に試しに部屋に入ってもらうと「ほんとだ!すごい傾いてる!」とのこと(涙)。寝ている間の不快感は、三半規管が敏感に反応していたせいでしょう。
そんなわけで、引越し時にせっかくベッドやらチェストやらを運び上げてもらったにもかかわらず、泣く泣く一階に移すことになりました。
その前に、一階には和室しかないので、六畳+1.5畳の板の間の部屋に少し手を加えて居心地のよい部屋に改造します。
こちらがリフォーム前の和室。前の住人が置いて行った年代物の桐箪笥も鎮座していました。使い道がないのでヤフオクにかけてみましたが結局売れず(笑)。止むを得ず玄関に移動させ、スリッパやら細々したものをしまう物入れとして使うことにしました。
さて、とにかくこの和室(というかこの家全体!)の壁が砂壁というのでしょうか、聚楽壁というのでしょうか、表面がザラザラして強く引っ掻くとボロっと取れる壁、色もくすんだベージュ?のような感じで部屋がなんとなく薄汚れた感じがします。長時間過ごす自室は明るくしたいと思い、壁を珪藻土で白く塗り替え、さらにホワイトのウッドカーペットを敷くことにしました。
使った珪藻土はこちら↓
https://item.rakuten.co.jp/tuzukiya/w08-1630/?scid=we_hbm_upc181
壁塗りをしたことのある方なら分かると思いますが、一番大変なのは「養生」(塗料を付けたくないところを養生テープやシートで覆うこと)です…私はこの家でDIYを始めるまで「養生」なんて言葉も知りませんでしたが、これが一番大事かつ大変な作業だということをこの数ヶ月で学びました。写真の通り、この家は壁のあちこちに柱が数センチ浮き出た作り(アクセントなのか、これがセオリーなのか分かりませんが)のため、柱を一緒に塗るのでなければ一本一本養生する必要があります。これがとにかく、死ぬほど大変でした。いっそ柱ごと塗ろうかとも思いましたが、珪藻土を柱に塗っていいものか分からず、かと言って柱は壁と別にペンキ塗り、というのもなおさら大変な気もして…結局ひたすら養生テープを貼る作業から始めることになりました。
↓これです
https://item.rakuten.co.jp/akibaoo-r/hm000228076/?s-id=pdt_overview_image#10246047
最初は3センチ幅くらいのテープを使っていましたが、私のような壁塗り素人は3センチくらいのテープだと塗る時に余裕で塗料がはみ出します。なので途中から5センチ幅くらいのものに変えました。場所にもよりますが、初心者は幅広のほうがいいのかも。
養生が終わったら、いざ珪藻土!…ではなく、まず下地。この工程を省きたい!と切実に思いますが、試しに下地無しでちょっと珪藻土を塗ってみたら…ペイントローラーに壁の素材?がボロボロくっついてくるし、最初はまあまあ塗れたと思っても乾くともとの壁からアクのようなものが染み出してうっすら茶色になってしまいました。諦めて、ちゃんと下地を二度塗りしました。
下地はこれを使いました。ボロボロ系の壁にぴったりです↓
https://store.shopping.yahoo.co.jp/encho/4580138400065.html
下地塗りが終わり、ようやく、ようやく珪藻土塗りです!ここまで来ると、ひたすらローラーで塗りまくるだけなので楽しい!楽しい!壁塗りの醍醐味が味わえます!
塗り終えた壁がこちらです。
苦労した甲斐がありました…満足です。床はニトリのウッドカーペット。
光の加減でベージュっぽく見えますが、実物はもっとホワイトです。
この柱の微妙な出っ張りのせいで敷くのに大苦戦…最後はカッターで数ミリカットしてようやく収まりました^^;えーい柱めー(普通のお部屋ならサクッと敷けると思います)
壁はこんな感じで下地のザラザラ(凹凸)がそのまま残っていますが、これはこれで味があっていい感じ。真夏の汗だく労働、トータル一週間近くかかりましたが、完成した時の達成感と満足感はたまりません。ストレス解消、というか、無心になりたい時は壁塗りが一番かもしれません。
とはいえ、夫に「俺の部屋もやって欲しい」と言われた時はさすがにちょっと…何か見返りを!でないとあの労働量には見合わない!と思ってしまいました(笑)
砂壁ではない普通の壁で、柱などの出っ張りもないお部屋なら、1日あれば楽しく塗れると思います。イライラ・ストレス溜まっている方、壁塗りオススメです!