s_a_n_s_o’s diary

公立高校のブラックな環境に耐えられず退職しました。仕事や生き方についてあれこれ悩む過程を書き残します。

休職中でも休めない、休まないバカ

今朝、眼が覚めると風邪のようなだるさを覚える。

熱っぽいので冷えピタを貼って水枕して、そのまま昼までベッドから動けず。

 

心身を鍛えようと始めた水シャワーがまずかったのか。寒くてもエアコンをあまり使わず厚着と立ち作業を心がけて体力を取り戻そうとしたのが裏目にでたか。バカなのか私は。

 

ふと、こんな風に昼まで横になっているのはいつぶりだろうと思う。あれ、全然思い出せない。休職中なんだからいくらでも寝てられたはずなのに。

 

…考えてみると、仕事をしてた頃は休日になると早起きしなくていいのが何より嬉しかった。勤務日はだいたい朝4時から5時に起きて7時には出勤してた。誰もいないオフィスの鍵を開けるのはだいたい私の仕事。勤務開始の8時半までにたまった仕事をどれだけ片付けられるか、毎日の貴重な一時間半のために早起きは必須だった。

 

今の私はどうか?

さすがに4時起きはしないが7時には起きて家事を始める。午前中に洗い物、掃除、洗濯、片付け、観葉植物の世話を終わらせて昼からは今後のための勉強をしたり調べ物、書き物をして、3時ごろからは夕食の下準備を始める。米を研ぎ、野菜を切る。煮物の日は早めに準備。風呂を洗っていつでも汲めるようにして、食器を用意して、この頃になるとどっと疲れが出てくる。仕事をしていた頃と同じだ。勤務時間終了の5時ぐらい。でもそこからようやく自分の仕事に集中できる時間に入る。頭は疲労して集中どころではないけれど、5時以降が勝負。ここからセコムがかかる時間までに出来るだけ片付けておかないと仕事が回らない。

 

…今、休職中の身としては身体を休めるのが最重要課題のはずなのに、身体がそこそこ動くようになってからは朝から晩まで家事や勉強をしている。全然休んでいない。それどころか、土日も関係ないため「休日」の概念もなくなっていた。つまり週7日、フルに働いているのと同じこと。

 

仕事をしていた頃と考え方が変わってない。休んでる場合じゃない、休憩してる暇があったらあれとこれを終わらせなきゃ、今週も休日出勤しなきゃ終わらない…

 

誰に命令されたわけでもないのに、休職中でありながら1日の中に「休憩時間を設ける」って発想もなかった。しかも、土日も関係なし。私、また同じことをしてる…

 

今日の体調不良がなかったら気づかなかった。ダメだ、これじゃ。全然ダメだ。復職できてもまた同じことの繰り返しになるのが目に見えてる。。

 

最近読んだちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう」という本。これでもか、というくらい「生産性を高めよう」というフレーズが出てくる。自分の時間を確保したいなら、生産性を上げよ。長時間残業をしたって生産性は上がらない。時間当たりの生産性の向上を意識しない人は、どれだけ忙しさに不満を漏らそうと忙しさがなくなることはない。どころか、これからの社会では不要の人材とみなされるだけ。裏を返せば、休む時間、自分の時間をしっかり確保した上で、残りの時間でいかに生産性を上げて自分の仕事を終わらせるか。その能力を身につけることを目指さなければ自分時間なんて永久に手に入らない、と。

 

 

休職・服薬しながら、一日中動いて疲弊している自分は一体なにをしてるのか。今日はとうとう体調まで崩してしまった。クレイジーとしか言いようがない。

 

ちきりんさんには「お前みたいなのためにこの本を書いてやったのに」と言われそうだ。やめよう。この生活。休め。動くにしても、休憩くらいしろ。家にいるからって生産性を無視して働いてるあなたは何も学んでません。

 

というわけで今日は休んだ…と言いたいところだけど、昼から起きて結局全ての家事を終わらせた。いや、でも半日しかないと思ったから半日で全部終わったぞ。生産性、高まってる…こういうことか…